Premiere Pro 2025 編集方法【完全解説】

動画編集ソフトの定番として、YouTuberからプロの映像クリエイターまで幅広く使われているAdobe Premiere Pro。「使ってみたいけど難しそう」「どこから始めればいいか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Premiere Pro 2025を使った動画編集の基本から実践的なテクニックまで、初心者の方でも理解できるよう丁寧に解説していきます。この記事を読めば、あなたも今日からPremiere Proで本格的な動画編集ができるようになります。
Premiere Pro 2025 とは?なぜプロに選ばれるのか
Adobe Premiere Proは、映画、テレビ番組、YouTube動画など、あらゆる映像制作の現場で使われているプロフェッショナル向けの動画編集ソフトウェアです。ハリウッド映画の編集にも使用されており、その機能の豊富さと柔軟性は業界トップクラスと言えます。
他の動画編集ソフトと比較したときの最大の強みは、Adobe製品との連携の良さです。After EffectsやPhotoshop、Illustratorなどと seamlessに連携できるため、複雑な映像表現も実現できます。また、定期的なアップデートにより常に最新の機能が追加され続けているのも魅力です。
2025年版では、AI機能がさらに強化され、編集作業の効率が大幅に向上しています。自動文字起こし機能の精度向上や、AI による色補正の提案など、初心者でもプロ並みの仕上がりを目指せる環境が整っています。
Premiere Pro 2025 の編集方法|起動とプロジェクト作成
まずはPremiere Proを起動しましょう。初回起動時は「新規プロジェクト」を選択します。プロジェクトとは、あなたの編集作業全体を管理する単位のことです。
プロジェクト設定画面では、プロジェクト名と保存場所を指定します。保存場所は後から変更が難しいため、分かりやすいフォルダを選んでおくことをおすすめします。例えば「ドキュメント」フォルダの中に「Premiere Projects」というフォルダを作成し、その中にプロジェクトごとのフォルダを作る方法が管理しやすいでしょう。
「スクラッチディスク」の設定も重要です。これは編集中の一時ファイルを保存する場所で、容量に余裕があり、読み書き速度の速いドライブを選ぶと編集がスムーズになります。できればSSDを使用することで、プレビューやレンダリングの速度が向上します。
Premiere Pro 2025の編集方法|作業画面(ワークスペース)の理解
Premiere Proを開くと、複数のパネルで構成された作業画面が表示されます。最初は複雑に見えますが、それぞれの役割を理解すれば効率的に作業できるようになります。
- プロジェクトパネル
- タイムラインパネル
- ワークスペース
プロジェクトパネル
プロジェクトパネルは素材を管理する場所です。動画ファイル、音声ファイル、画像ファイルなど、編集に使うすべての素材がここに表示されます。ソースモニターは選択した素材を確認するためのプレビュー画面、プログラムモニターは実際に編集中のタイムラインの内容を表示します。
タイムラインパネル
タイムラインパネルは編集作業の中心となる場所です。ここに素材を配置し、カットやトランジション、エフェクトを適用していきます。ツールパネルには選択ツールやカットツールなど、編集に必要な各種ツールが並んでいます。
ワークスペースは用途に応じて切り替えることができます。編集作業には「編集」、カラーグレーディングには「カラー」、音声調整には「オーディオ」など、作業内容に最適化されたレイアウトが用意されているので、上部のワークスペース選択から切り替えて使い分けましょう。
ワークスペース
ワークスペースは用途に応じて切り替えることができます。編集作業には「編集」、カラーグレーディングには「カラー」、音声調整には「オーディオ」など、作業内容に最適化されたレイアウトが用意されているので、上部のワークスペース選択から切り替えて使い分けましょう。
Premiere Pro 2025の編集方法|素材のインポートと整理
素材をインポートすることでPremiere Pro 2025内で使用出来るようになります。しっかりと整理をすると作業効率が上がります。
- 編集を始めるには
- 複数の素材を扱う場合
- 素材を読み込んだら
編集を始めるには
編集を始めるには、まず素材をプロジェクトに読み込む必要があります。プロジェクトパネル内で右クリックし「読み込み」を選択するか、素材ファイルを直接ドラッグ&ドロップすることで読み込めます。
複数の素材を扱う場合
複数の素材を扱う場合は、プロジェクトパネル内でビン(フォルダ)を作成して整理することをおすすめします。例えば「動画素材」「音楽」「効果音」「画像」といったビンを作成し、素材の種類ごとに分類すると、後から素材を探す時間を大幅に短縮できます。
素材を読み込んだら
素材を読み込んだら、使いたい部分の確認をします。素材をダブルクリックするとソースモニターに表示されるので、再生して内容を確認しましょう。長い素材の場合は、使いたい範囲の開始点で「I」キー(イン点)、終了点で「O」キー(アウト点)を押して範囲を指定できます。
Premiere Pro 2025の編集方法|シーケンスの作成とタイムラインへの配置
シーケンスの作成とタイムラインへの配置を行います。
- シーケンスを作成
- 素材をタイムラインに配置
シーケンスを作成
素材の準備ができたら、シーケンスを作成します。シーケンスとは、実際に編集作業を行うタイムライン上の作業スペースのことです。最も簡単な方法は、使いたい動画素材をタイムラインパネルにドラッグ&ドロップすることです。すると、その動画の設定(解像度、フレームレート)に合わせた新規シーケンスが自動的に作成されます。
手動で作成する場合は、ファイルメニューから「新規」→「シーケンス」を選択します。ここで解像度やフレームレートを細かく設定できます。YouTube向けの動画なら、1920×1080(フルHD)で24fps、30fps、または60fpsが一般的です。4K動画を制作する場合は3840×2160を選択します。
素材をタイムラインに配置
素材をタイムラインに配置する際は、ドラッグ&ドロップするだけです。複数の素材を順番に並べていくことで、動画の流れを作っていきます。素材と素材の間に隙間を空けないよう、ぴったりとくっつけて配置することがポイントです。
タイムラインには複数のトラックがあります。V1、V2などの「V」は映像トラック、A1、A2などの「A」は音声トラックを表します。基本的には下のトラックから順に積み重なり、上のトラックにある映像が優先して表示される仕組みです。
Premiere Pro 2025の編集方法|基本的なカット編集テクニック
動画編集の基本は「カット」です。不要な部分を削除したり、シーンの順序を入れ替えたりすることで、テンポの良い動画に仕上げていきます。
- レイザーツール
- ショートカットキー
- リップル削除
レイザーツール
最もシンプルなカット方法は、レイザーツール(ショートカット:C)を使う方法です。タイムライン上でカットしたい位置をクリックすると、その場所でクリップが分割されます。分割したら選択ツール(ショートカット:V)に戻し、不要な部分を選択してDeleteキーで削除します。
ショートカットキー
より効率的な方法は、再生ヘッド(タイムラインの縦線)を切りたい位置に合わせ、ショートカットキー「Ctrl+K(Windows)」または「Cmd+K(Mac)」を押す方法です。これでレイザーツールに切り替えることなく、素早くカットできます。
リップル削除
リップル削除という機能も覚えておくと便利です。通常のDeleteは削除した部分が空白になりますが、リップル削除(Shift+Delete)を使えば、後ろのクリップが自動的に詰められて隙間なく編集できます。テンポよく編集したい場合に重宝する機能です。
Premiere Pro 2025の編集方法|トランジションで場面転換を演出
クリップとクリップの間にトランジションを追加することで、場面転換を滑らかにしたり、演出効果を加えたりできます。
- クロスディゾルブ
- トランジションの長さ
- 他にも様々なトランジッションがある
クロスディゾルブ
最も基本的なトランジションは「クロスディゾルブ」です。画面が徐々に切り替わるフェード効果で、時間の経過や場所の移動を表現するときに使われます。エフェクトパネルで「ビデオトランジション」→「ディゾルブ」→「クロスディゾルブ」を見つけ、クリップの継ぎ目にドラッグ&ドロップするだけで適用できます。
トランジションの長さ
トランジションの長さは、エフェクトコントロールパネルで調整できます。一般的には0.5秒から1秒程度が自然ですが、演出によって変更しましょう。短すぎるとチカチカして見えづらく、長すぎると間延びした印象になります。
他にも様々なトランジッションがある
他にも「ホワイトアウト」「ブラックアウト」「スライド」「ワイプ」など様々なトランジションがありますが、使いすぎは禁物です。動画全体の統一感を考え、同じトランジションを基調として使い、特別な場面でのみ変化をつけるのがプロフェッショナルな編集のコツです。
Premiere Pro 2025の編集方法|テキスト(テロップ)の追加
視聴者に情報を伝えるために、テキストの追加は欠かせません。Premiere Proでは「レガシータイトル」と「エッセンシャルグラフィックス」の2つの方法がありますが、2025年版では後者の「エッセンシャルグラフィックス」の使用が推奨されています。
- テキストを追加する
- 見やすいテロップを作るコツ
- アニメーションを付けることも可能
テキストを追加する
テキストを追加するには、ツールパネルから「テキストツール(T)」を選択し、プログラムモニター上でクリックして文字を入力します。フォント、サイズ、色などは、エッセンシャルグラフィックスパネルで調整できます。
見やすいテロップを作るコツ
見やすいテロップを作るコツは、背景に半透明の帯を追加することです。エッセンシャルグラフィックスパネルで「背景」にチェックを入れ、色と不透明度を調整することで、背景が明るい場面でも暗い場面でも読みやすいテロップになります。
アニメーションを付けることも可能
アニメーションを付けることも可能です。エフェクトコントロールパネルで「位置」や「スケール」「不透明度」にキーフレームを設定すれば、テキストが動いたり、フェードイン・フェードアウトしたりする効果を作れます。YouTube動画などでよく見る、画面下からスライドインするテロップも、このキーフレーム機能で簡単に実現できます。
Premiere Pro 2025の編集方法|音声の調整とBGMの追加
映像が良くても音声が悪いと、視聴者はすぐに離脱してしまいます。音声の調整も動画編集の重要な要素です。
- 音量レベルの確認
- オーディオワークスペースに切り替える
- BGMを追加するには
音量レベルの確認
まず、音量レベルを確認しましょう。タイムライン上のオーディオクリップには音量ラインが表示されており、これをドラッグすることで音量を調整できます。目安として、会話音声は-12dB〜-6dB程度、BGMは-20dB〜-15dB程度が適切とされています。
オーディオワークスペースに切り替える
オーディオワークスペースに切り替えると、より詳細な音声編集ができます。エッセンシャルサウンドパネルでは、クリップの種類(会話、音楽、効果音、環境音)を選択するだけで、最適な設定が自動的に適用されます。ノイズ除去やリバーブの調整なども、このパネルから直感的に操作できます。
BGMを追加するには
BGMを追加する際は、音楽素材をタイムラインのオーディオトラックにドラッグします。動画の長さに合わせてBGMをカットする場合は、映像と同じようにレイザーツールでカットできます。フェードイン・フェードアウトを付けたい場合は、クリップの端にカーソルを合わせると表示される小さな丸印をドラッグすることで、滑らかに音量を変化させられます。
Premiere Pro 2025の編集方法|カラーコレクションとカラーグレーディング
色調整は動画の雰囲気を大きく左右する重要な工程です。カラーコレクションは色を正しく補正する作業、カラーグレーディングは映像に独自の雰囲気を与える作業です。
- Lumetriカラーパネル
- 「自動調整」ボタン
- LUT(Look Up Table)
Lumetriカラーパネル
Lumetriカラーパネルを開くと、様々な調整項目が表示されます。まずは「基本補正」セクションで、露出(明るさ)、コントラスト、ハイライト、シャドウなどを調整しましょう。スライダーを動かすだけで、リアルタイムにプレビューが更新されるので、直感的に調整できます。
「自動調整」ボタン
2025年版では、AI が最適な色補正を提案してくれる機能も搭載されています。「自動調整」ボタンをクリックするだけで、適切な明るさとコントラストに調整してくれるので、初心者の方はまずこれを試してみるのもよいでしょう。
LUT(Look Up Table)
雰囲気を出すには「クリエイティブ」セクションのLUT(Look Up Table)が便利です。映画風、ビンテージ風、鮮やかな色合いなど、プリセットされたLUTを適用するだけで、プロフェッショナルな色調に変更できます。自分でLUTをダウンロードして追加することも可能なので、好みの色味を探してみてください。
Premiere Pro 2025の編集方法|エフェクトの適用
Premiere Proには数百種類のエフェクトが用意されており、映像に様々な効果を加えられます。エフェクトパネルから使いたいエフェクトを探し、クリップにドラッグ&ドロップするだけで適用できます。
- よく使われるエフェクト
- エフェクトの調整
- エフェクトの掛けすぎに注意!
よく使われるエフェクト
よく使われるエフェクトとしては、ブラー(ぼかし)、シャープ、モザイク、ワープスタビライザー(手ブレ補正)などがあります。特にワープスタビライザーは、手持ち撮影の揺れを自動的に補正してくれる優れた機能です。手ブレが気になる映像に適用すると、ジンバルで撮影したような滑らかな映像に近づけられます。
エフェクトの調整
適用したエフェクトの設定は、エフェクトコントロールパネルで調整します。各パラメータの数値を変更したり、キーフレームを設定してアニメーションさせたりすることで、時間とともに変化するエフェクトを作成できます。
エフェクトの掛けすぎに注意!
エフェクトを掛けすぎると処理が重くなり、プレビューが遅延することがあります。編集中は一時的にエフェクトを無効化する「fx」ボタンを活用し、必要に応じてオン・オフを切り替えましょう。
Premiere Pro 2025の編集方法|キーフレームを使ったアニメーション
キーフレームは、時間の経過とともに値を変化させる機能で、様々なアニメーション表現の基礎となります。
- 基本的な使い方
- キーフレームの間隔を調整
基本的な使い方
基本的な使い方は、エフェクトコントロールパネルでアニメーションさせたいパラメータ(位置、スケール、回転、不透明度など)の時計アイコンをクリックすることです。これで最初のキーフレームが打たれます。次に、タイムラインを少し進めてからパラメータの値を変更すると、自動的に2つ目のキーフレームが打たれ、その間が補間されてアニメーションになります。
例えば、画像を画面外から画面内にスライドさせたい場合は、最初のキーフレームで位置を画面外に設定し、1秒後のキーフレームで画面中央に設定すれば、滑らかにスライドインするアニメーションが完成します。
キーフレームの間隔を調整
キーフレームの間隔を調整することで、動きの速さをコントロールできます。キーフレームを右クリックすると、イージング(イーズイン・イーズアウト)を設定でき、動き始めと動き終わりを滑らかにする効果も付けられます。これにより、より自然で洗練されたアニメーションを作成できます。
Premiere Pro 2025の編集方法|書き出し設定とファイル形式
編集が完了したら、最後に動画ファイルとして書き出します。ファイルメニューから「書き出し」→「メディア」を選択すると、書き出し設定画面が開きます。
- 書き出し形式
- プリセット
- 実際に書き出す
書き出し形式
書き出し形式は「H.264」を選択するのが一般的です。これはファイルサイズと画質のバランスが良く、YouTubeやSNSへのアップロードに適しています。高画質を求める場合や、さらに編集を加える可能性がある場合は「QuickTime」や「ProRes」を選択することもあります。
プリセット
プリセットは用途に応じて選びます。YouTubeにアップロードする場合は「YouTube 1080p Full HD」または「YouTube 2160p 4K」を選択すれば、適切な設定が自動的に適用されます。細かく調整したい場合は、ビットレートやオーディオ設定を手動で変更することも可能です。
実際に書き出す
書き出し先を指定したら「書き出し」ボタンをクリックします。動画の長さやエフェクトの量によって時間がかかるので、余裕を持って実行しましょう。
まとめ
Premiere Pro 2025を使った動画編集の基本から実践的なテクニックまでを解説してきました。最初は機能の多さに圧倒されるかもしれませんが、実際に手を動かして編集を繰り返すことで、自然と操作が身についていきます。
まずは短い動画から始めて、カット編集やテロップ追加など基本的な機能に慣れることが大切です。慣れてきたら、トランジションやエフェクト、カラーグレーディングなど、より高度な機能にチャレンジしてみましょう。
オンラインには無料のチュートリアル動画や素材サイトも豊富にあります。他のクリエイターの作品を見て「この表現はどうやって作るのだろう」と考え、自分で再現してみることも、スキルアップに繋がります。
Premiere Proは奥が深いソフトウェアですが、その分できることも無限大です。この記事で学んだ基礎を土台に、あなただけのクリエイティブな動画を作り上げてください。編集を楽しみながら、少しずつステップアップしていきましょう。
